Task CoachとGoogle Calendarでチームハックス
- 作者: 大橋悦夫,佐々木正悟
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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序章のホーソーンの研究の話(初めて知った。。。)から始まる動機づけが印象に残りました。ここにもホーソン効果として紹介されていますが、
工場における作業効率は、作業場の物的環境の善し悪しというよりも、むしろ働く人間同士の関係が良好であるかどうか、自分たちの仕事には特別の関心が払われているかどうか、工場の監督官や検査官が構成に評価してくれるかどうか、といったものにこそ左右される
ここから始まって、チームのメンバがお互いに期待しあう環境をつくるためにタスクリストを共有する、リーダシップよりもメンバシップにシフトするためのハックスが満載でした。
さて、本書でもいろんなツールやネット上のサービスが紹介されていますが、Googleカレンダーは予定を入力して共有するには確かに便利だけど、実績をあらためてGoogle Calendarに入力するのは、どうもモチベーションがあがらない。ひと手間増えている感じがしてならない。
以前から使っているTask Coach(WindowsのTodo管理アプリ)だったら、ストップウォッチのアイコンをスタート/ストップするだけで、タスクのトラッキングを記録することができます。さらにiCal形式でのエクスポートもできるので、Googleカレンダーと連携すればそのままタスク実績の共有ができそうです。
以下その手順です。
- Task Coachでタスクの作業時間(エフォート)の記録をとっていきます。
- iCal形式でエフォート情報を出力するために、ファイル→エクスポート→Export effort as iCalendarを選択して、ファイル名を入力します。
- Googleカレンダーをブラウザで表示します。まずは、画面右上のリンクから"設定"を選択します。
- 設定メニューから"すべてのタイムゾーンを表示"をONにして、"(GMT+00:00)GMT(夏時間なし)"を選択します。
- Googleカレンダーの画面にもどって、左カラムの"追加"から"カレンダーのインポート"を選択します。エクスポートしたiCalファイルを選択したインポートを押します。
設定でタイムゾーンを変更するのは、なぜか日本時間のままだと、インポートしたときに9時間ずれてしまいます。