いつまでもデブと思うなよ

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

衝撃的だったのが、84ページの

カード破産する人は、全員必ず、自分の借金の総額を知らない。利息をいれて、一ヶ月の返済額がいくらかも知らない。一ヶ月の収入がいくらで、生活費がいくらなのかも、知らない。破産する人はかならず「自分の借金状況を知らない人」なのだ。

です。そういえば、しばらく前に購入した体脂肪率とか骨密度まで計測できる高機能体重計もホコリをかぶっている今日このごろ。借金の総額を計算して怖くなるのと同じように、現実はぜんぜんかわってないけど、怖い結果をさけるために体重計にのらないのかもしれない。

そうか、太るには太る理由がちゃんとあって、その現実をちゃんと分析して次どうしましょうというわけですね。そのためのレコーディングであると。

これを、勝手に「太った人」に言い換えてみると、

太った人は、全員必ず、自分の体重を知らない。体脂肪率もいれて、一日のうち自分が食べた食事の量がいくらかも知らない。一日あたりのカロリー摂取目安がいくらで、自分の基礎代謝がいくらなのかも、知らない。太った人はかならず「自分が太る努力をしていることを知らない人」なのだ。