キーワード検索がわかる

GoogleやYahooを使って、日々いろんなキーワードを入力しては検索して、検索結果のページを閲覧していますが、”どうも想像した結果ではない気がする”とか、”ヒットしたページよりももっといいページがあるのでは?”とかよく感じていました。

キーワード検索がわかる (ちくま新書)

キーワード検索がわかる (ちくま新書)

というわけで、”ネット検索を手軽に効率よくするための方法を知りたい!”と思い、この本を読んでみました。


キモになるのは第7章の”適切なキーワードを見つけるテクニック”にある、

  • 検索結果からさらにキーワードを抽出して

と読みました。以下は第7章のまとめ(P168)の引用

全文キーワード法で適切なキーワードを見つけるには、検索したいテーマを状況把握し、適切な情報ファイルを選択したあとで、次のようなプロセスをたどります。
STEP1 テーマを概念に分ける
STEP2 検索したい概念の集合を論理演算子で表す
STEP3 同義語・広義語・狭義語・関連語を考える
STEP4 検索を実行する
STEP5 検索結果を吟味してキーワードを見つけ出す
STEP6 検索と検索結果の吟味を繰り返す
STEP7 検索結果を最終的に評価する


第3章の”情報検索とは”では情報検索のタイプを以下のように分類し(P29)、

1.存在を知っている情報を探す検索
2.予備知識を得るための検索
3.網羅的徹底的に調べる検索

3つの検索のタイプは、検索の目的も、検索の方法も、どんな検索結果がでたらOKなのかもすべて違います。

1.はブックマーク的に検索窓にキーワードを入れる検索。確かに自分もよくやっています。ぱっと思いつくのは「とほほ」とかですかねえ。

2.の予備知識の検索は、一般的に検索する場合の検索で、回答があるかどうかも、そもそも何かGOALかもよくわからないこともある検索です。予備知識を得られればOKなので、なにかヒントになりそうな結果が出ればそこで作業終了です。ただし、2.の検索しているうちに3.になってしまうこともありますよね。

3.が一番やっかいで、いったいどこまで検索したらよいのか、どんなキーワードをいれたらいいのか?ということに悩むような検索です。これに対しては上記の7章で整理されて、自分としても上に書いた所期の目的を達成できたかな(読んでよかった)と思いました。


ところで、この本は横書き&図がいっぱいなので、他の新書よりもとっても読みやすい気がしましたよ。